ほんとに落ち込んでしまいます。少し冷静になったのはかれこれ１０年前です。友人に誘われて入会してしまったのです。
きっかけは子供のいじめでした。誘った友人の子との関係が悪くなったのです。それから急速に心が離れていきました。時期は大川隆法の子供がいじめにあったという頃です。それまで幸福の科学ではあからさまに脅迫めいたことをされたという記憶はないのですが、ここがみそです。「すばらしい」という洗脳用語を使ってきます。みんなの前で○○さんはすばらしいと褒めるのです。そうすると人間自分も褒められたくなる。「すばらしい」と言われないとダメな人間だと思ってしまうのです。実際なにがすばらしいのかわからなかったのですが。それから鉄は熱いうちに打てといわんばかりに役につけます。ただ古い信者のなかには、ここが面白くないのか、嫉妬されることがあります。
予言についてですが、これほど胡散臭いものはないかもしれません。
私自信、冗談で「地震くるかも」と言ったらきてしまったことがあります。こんなことを言うとキチガイか予言者ぶってるようですが。昔から為政者が悪いと災害が起こるというようなことが言われています。言霊信仰もたたりも結構日本人のなかにはしみついています。特に日本は休火山と活火山ばかりで地震は多いし、最近では温暖化の影響で台風の規模も大きくなっているし、竜巻や落雷も増えています。こういうことをインプットすれば予言などいくらでもできます。あとは下手な予言も数撃ちゃ当たるのです。当たらないものは忘れ去られ、当たったと思われるものはクローズアップされるだけのことです。
これは手を切った方がいいと思った決定打は大川隆法の離婚です。きょうこさん文殊菩薩というのはなんだったのか。それを前提にたくさんの書籍を購入させていました。かりに文殊菩薩だったとして寝食をともにした妻が堕落したのであれば夫の指導力が足りないと言わざるをえないですね。そもそも妻が堕落？することは察知できなかったのか。そして再婚したらしいのですが、こうなっては２０数年後後継者争いでお家分裂は目に見えるようですね。
細かい話ですが「先生の教えは次々に新しいものがでるから」と信者さんが話してました。これは少しでも自分の頭で考える暇を与えないということ。映画「アバター」は宇宙からのメッセージで作られたそうです。私は「ポカホンタスＳＦバージョン」だと思いましたが。
こんな私ですが実は正式には脱会しておりません。もう何年も、前からＦＡＸも電話も誘われることもなくなったのでほったらかしにしてました。ご本尊？という写真やグッズを捨てて罰があたるなどと思ったことはありませんが、信者の人はちょっと怖いです。昔も電話などで批判されたことや、いつのまにか悪者になっているのではということがあったからです。自分だけでなく家族のことを考えるとどんな形にせよかかわるのはちょっと怖いのです。とにかく、いつかは後悔することになるので安易に入信してはいけません。私は勢いで家族を会員にしてしまいました。だれも活動はしていませんが名前は残っています。救いは他人を勧誘して巻き込まなかったことだけなのです。グッズは押入れの奥にしまってあります。こんなくだらないものにお金をつぎ込んでしまった証拠だからです。少しは取り戻せないかと未練がましく思っているのです。