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「幸福の科学」の「教義と霊言」の自作自演とゴーストライター問題について
日付:2011/01/01 (Sat) 03:56:44 -名前:退会者
明けましておめでとうございます。
年末年始は多くの方がこの掲示板をご覧になられているのでしょう。

信者さんのマイコンを解くために重要な情報ですので、
あらためて以下の内容を再掲しておきますね。

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「幸福の科学」の教義(霊言・啓示・理論書)が
人間の捏造による自作自演である、という点について書いてみたいと思います。

私が「霊言の捏造」について、間違いないという確信を持ったのは
最近盛んに出された「新・霊言集」の内容検証によってでした。

90年代までの「旧・霊言シリーズ」の中身・基調と
「新・霊言集」との中身(質・教養レベル)の明らかな落差から判断して

これらは「本物の霊言」(チャネリング・啓示)では無く、
捏造記事・自作自演による内容である、ということが判明したためです。

KK名物の「霊言集」というものは、
本当の高級霊からの啓示やチャネリングなのではなくて

故人(善川・富山氏)の描いた教義設定・シナリオに沿って、
大川が「現象らしく演技」したもの(=旧霊言集)であるか、

大川隆法自身が、その場その場の思いつきで、
勝手に霊人を真似て、霊人の名を冠して、権威付けを行って
「自分が言いたいこと」を喋っているだけのシロモノ(=新霊言集)です。


結論から言えば、

①90年代までの「旧・霊言シリーズ」の大半は、

今は無き、父・善川氏(あるいは)兄・富山氏が、
あらかじめシナリオ(筋書き)を書いて、大川に喋らせていた作品であり
(ただし、高橋信二の霊言シリーズは、大川隆法本人の作成であった可能性が大)

②去年から出された「新・霊言シリーズ」は、
大川隆法本人による、その場の思いつきによる自作自演の演出である

ということです。
作者(書き手)が変われば、その「作風」も変わるということです。

人間は、自分自身の持っている「知見・教養・知識」を超えるような
高度な内容について、そう簡単に「サル真似」することはできません。

①②の内容をくわしく比較してみれば、その落差が明らかなのですが、
これは、「旧霊言」のライターであった善川・富山氏に比べれば、
大川隆法がはるかに「頭が悪い」ということを意味しています。

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「霊言の自作自演」を見抜くポイントを幾つか書いておきましょう。

1.記述内容が「霊人自身の発言」(=霊言)ではないことを証明している

2.複数霊言の内容から「捏造である」ことが判明する

3.新・旧霊言集の内容比較によって、作者が異なることが分かる

大きく分ければ、この3つの角度からの分析によって
「幸福の科学」の出した「霊言集」は自作自演、捏造だった、
ということが明白に分かります。

つまり、「新・霊言集」自体が、
そうした自作自演や捏造を「裏付ける資料」(証拠)でもある、と言えます。

それぞれの事例を見ていきましょう。

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①「霊人本人の発言でない」ことが明白に分かるケース

もし「ご本人」(霊人自身)であったら、
決して間違えることがありえない事柄・内容について、
「素人レベルの誤り」を連発しているケースです。

典型的な例として、新霊言集の『霊性と教育』の「ルソーの霊言」
がもっとも分かりやすい事例です。はっきりニセ霊言だと分かります。

ルソーの政治思想には、
「一般意思」「全体意思」「特殊意思」という3つの用語があります。
分かりやすく言えば、

「特殊意思」とは、市民1人1人の持っている、こうして欲しいという個人的な要望です。
(例えば、子ども手当てを支給してほしい、年金を手厚くしてほしい、など)

「全体意思」とは、これら個人の要望や意見を寄せ集めていった全体集合で、
いわゆる「世論」と同じ意味です。

ルソーは、こうした個人の「特殊意思」を寄せ集めた
「全体意思」=「世論」によって、政治的な意思決定をしてはいけない、
と、自身の著作の中で語っています。

そうではなくて、社会全体のために、みんなのために何が必要なのか、という
「普遍的な視点から考え抜かれた意思決定」こそが正しいのだ、と言います。

こうした「普遍的視点から熟慮された意思」を
「一般意思」というルソー独自の専門用語で語っているわけです。

「一般意思」と「全体意思」(=世論)は、そもそも全く違うものなのです。

さて、「ルソーの霊言」において、政党職員との質疑応答の中で、
「一般意思と全体意思は何が違うのですか?」という鋭い質問が出ました。

それに対する、ルソー(=大川隆法本人)の回答がお粗末極まりです。

「一般意思」と「全体意思」(=世論)の違いがさっぱり分かっておらず、
「一般意思」=「世論」なんでしょ、と勘違いする
という致命的ミスを連発して、本人自身がそのミスに気付いていません。

もし、これが「ルソー本人」による霊言であると言うならば
「自分の政治思想」について、こんな素人誤りをするでしょうか?

これは、この霊言自体が、
もはや、霊人ルソーからの啓示やチャネリング現象ではありえない
ということを示している「動かぬ証拠」だ、ということです。


これに似た「痛恨のミス」は、
「旧・霊言集」の「カントの霊示」(『幸福瞑想法』など)にも見受けられます。

カント哲学のキーワードに「悟性」という用語がありますが、
この用語の意味を取り違えて、
何か「宗教的な悟りの能力」だろう、と勘違いしています。

しかし、実際は「悟性」とは、英語でいえば「understanding」のことで
知的な認識力、知覚する能力のことで、
要は、日本語でいう「知性」「知覚」と全く同じ意味です。

「悟り」や「宗教的な意味」はそもそもカケラもない用語です。
(明治時代に日本の訳者が、難解な翻訳語を当ててしまっただけです。)

こんな自分自身の哲学用語の意味を、
「哲学者カント自身」が間違ったまま平気で使用するでしょうか?

これも、このカント霊言だと言っているものが
霊言や啓示ではなく、ただの自作自演・捏造にすぎないことを示しています。

この2つのケースから明らかに分かることは、
「霊言」とは真っ赤なウソであって、
ライターのシナリオにそって大川が演技して喋っているだけだということ。

ライター自身の教養・知識を越えるような高度な内容については
往々にして素人ミスを犯しており、ニセ霊言であることがバレている、
ということです。

ライター自身がある程度知っている分野や歴史上の人物についてなら
ニセ霊言で騙したり、それらしく真似て語ることはできるでしょうが、

自分自身がほとんど知らない専門分野やジャンルについては
とたんに「ニセ霊言」であるというボロが出るわけです。


さて、昨年からの「新・霊言集」について登場人物を並べてみると
「近代の欧米人」が極端に少なくて

日本史上の人物、
実在が疑わしい(架空の)古代の人物、
宇宙人、の3つの系統にばかり登場人物が集中していることが分かります。

どういうことかと言うと、バカ教祖が少しでも知っている日本史上の人物や
ナショナリズムを投影しやすい政治家であれば「演技」がしやすいことと

架空の人物、超古代の人物、宇宙人などであれば
自分の教養の貧しさからくる、専門用語などの素人ミスを指摘されず
「ニセ霊言」だとバレにくいからなのでしょう。

しかし、大川隆法自身がまともな知見を持ち合わせていないであろう
欧米圏の思想家やキリスト教系の人物となれば

そういったジャンルについての専門知識や教養がありませんから、
すぐに、ニセ霊言だと分かるような「動かぬ証拠」が出ます。

ですから、こういった欧米系の知識人や文化人については
かなり倦厭していて、そうした名前を冠した霊言を出したとしても、

「専門的な内容」までは極力触れないように回避する姿勢が明らかです。
深い内容にまで突っ込まれると、途端にボロが出るからです。

だからこそ、自分の思想内容については一切触れずに
関西弁のヨタ話ばかりを繰り広げることしかできない
カント霊言やシュタイナー霊言しか出てこないわけです。

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② 霊人たちの共通発言に矛盾点があり、捏造を示しているケース

「旧・霊言シリーズ」については、
最近の「新・霊言シリーズ」に比べれば
まだ、内容的には質が高くて、読み物としては面白かったのですが

しかし、やはり所詮は、
故人(善川・富山氏)によるシナリオ書きであったことは明らかで
霊人たちに共通して喋らせている内容に、致命的な矛盾があったりします。

その典型的な例が、様々な霊人たちが「高橋信二」のことを
共通して、9次元霊、エル=ランティとして語っている、という点です。

・古今東西、宗派、系列のことなる「複数の霊人」たちが共通して証言している

・しかし、後になって教祖本人がこの言説を否定したという経緯がある

この点はどうやって整合的に理解すべきなのでしょうか?

① 霊言がホンモノで、霊人たちはウソを言っていない

② 霊言はニセモノで、勝手にGLAを持ち上げて信者獲得を狙っただけ

もし、①であるならば、多くの霊人たちの言っている事実を
後になって、教祖が勝手にねじ曲げた、ということを意味します。
(霊人たちは本当のことを言ったが、教祖が勝手に事実を曲げた)

もし、霊言もホンモノで、教祖も事実を言っている、と言うのであれば
今度は、霊人たちが宗派・系列を超えて、口裏合わせてニセ証言をしていた
ということにならざるをえないでしょう。

総ぐるみで詐称して、ウソをまことしやかに語っていた高級霊たちは
果たして、誠意がある高潔な存在であると言えるでしょうか?
これでは、もはや高級霊の名に値しません。

これらのジレンマが解消できない以上は
①は誤りであって、霊言はニセモノ、霊人もニセモノという
②が正しいことが明白なのではないでしょうか?

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③ 新旧の霊言シリーズの内容比較で、書き手の違いが分かる

新旧の霊言シリーズを比較して明らかに言えることは、
登場する霊人たちのグループ、霊言で語られる内容の質に大きく落差があることです。

旧・霊言集では、古今東西や宗派などで見ても
登場している霊人の数にそれほど大きな偏りはありません。
宗教家、思想家、政治家、文化人、欧米系、アジア系など多様な面子です。

しかし、新・霊言集では、先ほど書いたような明白な偏りが見られます。

これは何を意味するかといえば、
書き手の教養・知見の範囲を示しているのでしょう。

つまり、故人の善川・富山氏と、バカ教祖の大川氏との「頭の中身」の違いです。

善川・富山氏のほうが、教養や学識レベルでみれば、
大川隆法よりもはるかに優れていたのだろうが、
(善川・富山氏には、欧米圏の宗教思想への基礎的教養、仏教理論の知見があった)

大川氏にはそういった「まともな教養や知見」が無い、
というのが実態なのでしょう。

ライターとして書ける霊言のジャンルや内容が限られてくるわけです。

だからこそ、大川隆法という人物には、
前者に対しての根深い「知的コンプレックス」があるわけですね。

また、政治的スタンスの違い、という点から見ても
新旧の霊言集の「中身の違い」はかなり際立っていて、

旧霊言集は、ナショナリズム色が薄く、中道的でコスモポリタンな立場だが
(=国際協調を重んじ、排撃主義や民族主義を批難する考え方が基調。)

新霊言集では、ナショナリズム色が鮮明で、右翼的・自民族中心主義が主軸である。
(=日本的ナショナリズムに立ち、排撃主義、民族主義が基調。)

これは、善川氏と大川氏の「政治感覚」の違いを示すものです。

渡辺昇一の著作を愛好している、
大川自身の政治的スタンスが前面に出ているのが、新・霊言集である、
というのが実態です。(善川氏にはナショナリズムへの親和傾向は見当たらない)

以上の①~③の論点で、丁寧に内容をチェックして、
新・旧霊言集の内容比較をしてみれば
これら霊言が、捏造や自作自演によるシロモノであることが分かるでしょう。

ただし、同じく捏造作品であっても、まだ旧霊言のほうが
ライターたちの学識や教養がそれなりであったために、
まだまだ読み物としての質は高かったのでしょうね。

新霊言集のほうは、もはや読み物としては噴飯モノで
そのレベルの低さ、内容のお粗末さに目も当てられないことは
おそらく、読者のみなさんが感じているとおりです。

以上の検証結果をよくよく御吟味になって
「幸福の科学」(大川隆法)のニセ啓示による洗脳から離脱されることをお祈り致します。

Re: 「幸福の科学」の「教義と霊言」の自作自演とゴーストライター問題について
日付:2011/01/06 (Thu) 03:24:39 -名前:アイマイミー
退会者さま               アイマイミーです
いつも鋭く精緻な組織分析に深く敬意を表します。

申し遅れましたが、「信者数8000人 = 零細教団「幸福の科学」の実態」における分析を
拙ブログにて引用させていただきましたので、ここに御礼申し上げます。

あの分析は、きわめて正確で、しかも、HS幹部にはもっともふれられたくないものだけに
衝撃は計り知れないと思います。

おかげさまで、拙ブログも、一般の方々にご関心をいただいているようで、退会者さまの
精緻な分析は、世間の方々に大きな影響を与えるものと存じます。ここに、謹んで御礼申し上げます。
また、今後とも引用のほどお許しください。

------------------------------
”幸福の科学って、ちっぽけな、ちっぽけな、宗教団体だよ~ん
 国内1100万会員なんて、嘘っぱち。実数わずか8000人”
ttp://antikkhs.blog119.fc2.com/


Re: 「幸福の科学」の「教義と霊言」の自作自演とゴーストライター問題について
日付:2011/01/06 (Thu) 21:31:31 -名前:まなえ
退会者様、大変勉強になりました。
ここも併せて再度読み返しています。
ttp://lexposition.blogs-de-voyage.fr/%E6%95%99%E7%BE%A9/

「実態の暴露」が最も有効な手段
日付:2011/01/08 (Sat) 08:37:25 -名前:退会者
>アイマイミーさん、まなえさん

私の投稿が何かお役に立てれば幸いです。
転記自由ですので、どこへでもコピペして構いません。

信者数の分析については、おそらく事実データと比べても
ほとんど相違がない程度の精度だろうと自負しております。

どんなに多く見積もっても、現在のKKには1万人前後の信者しかいません。
それも、今後ずっと信者減少が続いていき、もはや増えることはありません。
長期的に見ても、KKの命運・宗教ビジネスモデルはもはや破綻しています。

この展望の中で、教団がなんとか維持していくためには

すでに取得した教団資産(不動産)を売却してキャッシュにするか

本当に必要な拠点や職員だけに集約して、運営コストを改善するか
(=水増し拠点と古株職員の一斉リストラ)

「顧客単価」を途方もなく上げていくか
(=わずかな信者たちから、全財産を身ぐるみ詐取する)

といった「3つの選択肢」しかありません。

しかし、1番目と2番目は、大川隆法の虚栄心の強さからして
自分のメンツに関わることは死んでもやらないでしょうから、
残るのは3番目しかないわけです。

今後は、より悪質な霊感商法、養老院やお墓などの
信者の老後資産を丸ごと詐取するような植福活動に傾斜していくはずです。

そもそも、なぜ教団が「水増し拠点」ばかりを作ることに熱心で
不要な不動産投資ばかりを行うのか?という点についてですが

① 大川隆法の虚栄心と資産欲

② 教団職員の出世・内部評価の指標

という2点から分析できるかと思います。

大川自身が「上げ底」をしては「虚勢」を張りたい人間であることと
目で見て、手で触れられる「不動産」への物欲・執着が強烈であることが1つ
(おそらく、幼少期の貧困経験からの反動としての成金願望でしょう)

さらに、総合本部、地方の本部長が評価される基準として
「拠点の数を増やした」「建物を建てた」というポイントが大きいからです。

選挙活動や政治進出に向けて、
300小選挙区の全てに、自前の立派な建物を建てておいて、
実勢とは異なる「虚構の教団規模」を、政治家や世間に見せつけたかったのでしょう。

大川は「真正のバカ」(経営能力ゼロ)ですから、経営実態を直視できません。

リアル信者数やイベント参加者数の情報は、教祖にも上がってはいますが
大川は自分に都合のいい情報しか受け入れず、都合の悪いことは曲解していきます。

大川自身は「教団の実態」を客観的に正しく認識することができず、
教団運営の根本改善を行っていく、といった「地道な経営努力」はできません。

名簿上のカウント数、拠点の数、取得した不動産の額、など
組織の実態とはまったく無縁の「バーチャルな数字」を数えては、
どうだすごい数だろう!と「虚栄心」を満たしているだけなのです。

職員の評価基準も、どれだけ「地道な実態改善」を行ったかではなく
どれだけ虚構の数字を増やすことができたか、建物を作ったか、で評価されます。

その結果、職員たちもまた、自分の仕事ぶり?を評価してもらうために
「意味がない」「実態の改善にはつながらない」と頭では分かっていたとしても

不必要な不動産の取得、拠点数の水増し、ばかりに励むことになるわけです。

これらは、全てトップである大川隆法自身の人間的・能力的な欠陥、
経営能力の根本的な欠如、にその元凶があるわけです。

組織の問題とは、煎じつめれば、
「経営者個人の資質」の問題に還元できる、ということです。

Re: 「幸福の科学」の「教義と霊言」の自作自演とゴーストライター問題について
日付:2011/01/08 (Sat) 20:02:00 -名前:エル・バカターレ
退会者さん、いつも見事な分析を、感心して読んでいます。

隆法くんの虚栄心や経営能力のなさなどは、まさにおっしゃるとおりです。
彼は目に見えない信者の数よりも、目に見える建物の数の方が好きみたいです。
また、うちの支部の活動信者は10人程度ですが、名簿上は700人近く登録されています。
信者(社員)の人数すら把握できないくせに、堂々と経営書を出す神経に、異常なものを感じるのですが・・・。